五黄土星とは?性格・相性・吉方位の見方
五黄土星は、九星気学で「土」にあたる星です。ほかの八つと違い、基準となる盤では中央に座ります。つまり定位となる方位を持ちません。この一点が、五黄土星を特別な星にしています。中央は盤全体を支配する位置であり、周囲に影響を及ぼす力の強さがそのまま象意になります。
本命星の計算ツールは、中央に座るこの星が自分に当たるかどうかを生年月日から判定します。
五黄土星になる生まれ年: 2022年 / 2013年 / 2004年 / 1995年 / 1986年 / 1977年 / 1968年 (次は2031年)
暦の一年が改まるのは立春です。正月から節分までに生まれた人は、ひとつ前の年に属します。境目は太陽の位置で決まるため毎年動きます。本命星の計算ツールはその年の立春を計算して判定するので、境目の生まれはこちらで確かめてください。 区切り方の詳細は計算ルールに公開しています。
中央に座る星は、良くも悪くも極端に出る
五黄土星にあてるたとえは、腐敗した土や火山灰です。作物を育てる二黒の土とは違い、すべてを分解して元に戻す働きを指します。破壊と再生、どちらも同じ力の裏表です。
- 困難な場面でも動じない
- 人を束ねる求心力がある
- 一度決めたら押し通す胆力がある
裏返しは、加減が効かないところ。良い方向に働けば強力な推進力になりますが、逆に向かうと周囲を巻き込みます。中庸がない星と言われるのは、この振れ幅の大きさからでしょう。自分の影響力の大きさを自覚しているかどうかで、結果は大きく変わるでしょう。
体調の面で結びつけるのは、消化器と循環です。無理が利いてしまう分、限界を超えてから気づきやすい面があります。疲れの自覚が薄いと感じるなら、体調ではなく睡眠時間や休んだ日数のように、数えられるもので管理するほうが向いているかもしれません。
裁量があるかどうかで働きやすさが変わる
判断を引き受ける役、最終の決定を下す役で持ち味が出ます。経営、現場の統括、危機対応。誰かが決めなければ動かない場面で、この星は強さを発揮します。
反対に、細かい指示に従う立場や、決定権のない補佐の役回りでは窮屈に感じやすいでしょう。裁量が与えられているかどうかが、働きやすさを分けます。
定位がないから、全員の方位判断に関わる
八つの星は、盤の上に自分の持ち場を持ちます。一白なら北、三碧なら東というように。五黄だけが中央にあり、対応する方位がありません。
この違いは方位の判断に直結します。五黄土星が回座した方位は五黄殺と呼ばれ、どの星から見ても凶方位になります。その正反対は暗剣殺です。つまり五黄は、自分以外のすべての人の方位判断に関わる星でもあります。ほかの星の解説でも必ず登場するのはそのためで、九星気学の入口から各星のページを辿ると同じ名前が繰り返し出てきます。
相性は五行の向きで決まる
| 関係 | 相手の星 | 向き | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 生気 | 九紫火星 | 相手→自分 | 相手が自分を生む。引き上げてもらえる関係 |
| 比和 | 二黒土星・五黄土星・八白土星 | 同じ | 同じ五行。話が早いが、弱点も似る |
| 退気 | 六白金星・七赤金星 | 自分→相手 | 自分が相手を生む。こちらが与える側になりやすい |
| 殺気 | 三碧木星・四緑木星 | 相手→自分 | 相手が自分を剋す。噛み合いにくく、抑えられる関係 |
| 死気 | 一白水星 | 自分→相手 | 自分が相手を剋す。こちらが相手の勢いを削ぐ関係 |
五黄土星の五行は土。火の星から力を受け、水の星を抑える位置にあります。相生は育てる関係、相剋は抑える関係で、どちらが与える側かによって呼び名が変わります。
この表が示すのは力の向きであって、人物の優劣を決めるものとは限りません。噛み合いにくい相手を遠ざけなくても、担当を分ける、やり取りの頻度を決めるといった調整で付き合える場面は多くあります。
強い星だからといって、誰とでも噛み合うわけではありません。押しの強さが持ち味である分、受け止められる相手かどうかで関係の質は変わります。
吉方位は「相生の星が回り、凶殺がつかない方位」
吉方位の条件は二つです。本命星と相生(生気・退気・比和)の関係にある星が回座していること。そして凶殺がついていないこと。星が方位へ移ることを「回座」と呼びます。
| 凶殺 | どの方位か |
|---|---|
| 五黄殺 | 五黄土星が回座する方位 |
| 暗剣殺 | 五黄殺の正反対 |
| 本命殺 | 本命星自身が回座する方位 |
| 本命的殺 | 本命殺の正反対 |
| 歳破(年盤)・月破(月盤) | その年・その月の十二支の正反対 |
| 月命殺・月命的殺(月盤) | 月命星が回座する方位と、その正反対 |
五黄土星が回っている方位は、相生であっても吉としません。年の盤は立春、月の盤は各月の節入りで切り替わります。判定の詳細は計算ルールに公開しています。
2027年を例にとります。
五黄土星の方位 — 2027年(年盤 九紫火星中宮)
| 方位 | 回座する星 | 関係 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 北 | 五黄土星 | 比和 | 五黄殺本命殺 |
| 北東 | 三碧木星 | 殺気 | 歳破 |
| 東 | 七赤金星 | 退気 | 吉方位 |
| 南東 | 八白土星 | 比和 | 吉方位 |
| 南 | 四緑木星 | 殺気 | 暗剣殺本命的殺 |
| 南西 | 六白金星 | 退気 | 吉方位 |
| 西 | 二黒土星 | 比和 | 吉方位 |
| 北西 | 一白水星 | 死気 | 普通 |
吉となるのは4方位。土の星が回る2方位と、土が生む金の星が回る2方位です。九つの星のなかでは恵まれた年でしょう。ただし自分自身が回座する方位には五黄殺と本命殺が重なり、その正反対には暗剣殺と本命的殺が重なります。強い凶殺が二方向に集中する点は変わりません。
日取りまで決めるなら、開運日のカレンダーと重ねて候補を絞ってください。年に数日しかない天赦日と方位が噛み合えば、有力な候補になります。
誤解されやすい2点
凶の星、とは限りません。 五黄殺という言葉の印象から恐れられがちですが、それは五黄が回座した方位の話であって、五黄土星生まれの人の性質の評価ではありません。
帝王の星という呼び方も、額面どおりには受け取らないほうがよいでしょう。 力が強いという意味であって、成功が約束されているわけではありません。なお、五黄を中央に固定して扱うか、年ごとの回座で見るかは流派で差があります。当サイトは年ごとに巡る盤で方位を判定していて、その前提は計算ルールにまとめました。
よくある質問
五黄殺と五黄土星生まれは関係ある?
別のものです。五黄殺は五黄土星が回座した方位を指す言葉で、誰にとっても凶方位になります。五黄土星生まれの人が凶というわけではありません。
二黒土星や八白土星との違いは?
同じ土でも働きが違います。二黒は作物を育てる畑の土、八白は積み上がって山になる土、五黄は中央にあってすべてを分解し元に戻す土。五黄だけが定位を持ちません。
盤が切り替わる時期: 年の盤は立春、月の盤は各月の節入りの日が境目です。カレンダーの1日とはずれるため、月末や月初にまたがる予定では確認してください。
手元の暦と食い違うとき: 立春をどの時刻で区切るか、日の九星をどう数えるかには流儀の差があります。当サイトが採る定義は計算ルールに公開しています。